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イタドリ(虎杖)
タデ科/タデ属
学名  Polygonum cuspidatum 
「雄花(雄株)」 撮影/September,08,2003

◎タデ科、多年草。 

◎分布/北海道、本州、四国、九州。

◎高さ/50〜150cm。

◎花期/7月〜10月。

◎生育地/山野の荒地、斜面など。

・痛みを取る薬効があるから「イタドリ」の名があると言われている。

・茎は太くて中空。

・葉は互生し、長さ6〜15cm、幅4〜10cmの卵形〜広卵形。

・葉腋から枝を出し、その先に小さな花を多数つける。花は白色〜紅色。

撮影/April,26,2003
・雌雄異株だが、同じ株に両方が混じる場合もある。
・雄花には雄しべが8個あり、雌しべはごく小さい。雌花には花柱が3個あり、雄しべはごく小さい。
「若葉」 撮影/April,02,2014

食用薬用

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「果実」 撮影/September,30,2022

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ナデシコ目 Caryophyllades

◎タデ科 Polygonaceae

◎ソバカズラ属 Fallopia

APG分類体系V/写真検索
「雌花」
「若い果実」
「果実」 撮影/November,07,2022
・花後、雌花の外花被片3個が翼状にはりだし、痩果を包む。
・痩果は3稜形で光沢のある黒色。
「果実」
「痩果」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 北海道や本州中北部に分布する「オオイタドリ」は、葉の基部が心形で、裏が白っぽいことで見分けられるそうです。まだ見た事はありません。

同じ仲間のタデ属は「ミズヒキ」「イシミカワ」「ミゾソバ」「タニソバ」「ママコノシリヌグイ」「アキノウナギツカミ」「ヤノネグサ」「イヌタデ」「オオイヌタデ」「ハナタデ」「サクラタデ」「シロバナサクラタデ」「ミチヤナギ」など。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。
学名「Polygonum cuspidatum」 → 「Fallopia japonica var. japonica」。

これまで「タデ属(Polygonum)」とされていたものを「ミチヤナギ属(Polygonum)」や「イヌタデ属(Persicaria)」など、幾つかに分ける見解があるようです。当サイトでは、山と渓谷社/増補改訂新版の『野に咲く花』『山に咲く花』を参考にしました。

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