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ミズヒキ(水引)
タデ科/タデ属
学名  Polygonum filiforme 
撮影/August,22,2006

◎タデ科、多年草。

◎分布/日本全土。

◎高さ/50〜80cm。

◎花期/8月〜10月。

◎生育地/林、林ぶちなど。

・花序が上からは赤く、下からは白く見えることから、進物を結ぶのに用いる「水引」に例えてこの名がある。

・茎は直立する。

・葉は互生し、長さ7〜15cm、幅4〜9cmの広楕円形で先はとがる。中央付近にはしぱしぱ黒い斑紋がある。

・茎先に長さ30cmほどの細い総状花序を出し、直径2〜3mmの小さな花をまばらにつける。
撮影/August,22,2006
・花被片は4個、上側3個は赤く、下の1個は白い。花柱は2個。
・痩果は花被片に包まれて熟し、先がカギ状に曲った花柱が残る。
山野草(離弁花類)/写真検索はこちら
ロゼット(根生葉)・若葉/写真検索はこちら。
撮影/August,14,2015
撮影/August,24,2015
「根生葉」 撮影/April,30,2016

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ナデシコ目 Caryophyllades

◎タデ科 Polygonaceae

◎イヌタデ属 Persicaria

APG分類体系V/写真検索
「花被に包まれた痩果」
「痩果」 撮影/November,06,2022
「ギンミズヒキ」 撮影/August,18,2015
・ミズヒキの白花品種を「ギンミズヒキ」と呼び、花被片4個は全体に白い。
Persicaria filiformis f. albiflora)
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 同じ仲間「イシミカワ」「ミゾソバ」「タニソバ」「ママコノシリヌグイ」「アキノウナギツカミ」「ヤノネグサ」「イヌタデ」「オオイヌタデ」「ハナタデ」「サクラタデ」「シロバナサクラタデ」「イタドリ」「ミチヤナギ」など。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
学名「Polygonum filiforme」 → 「Persicaria filiformis」。
APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

これまで「タデ属(Polygonum)」とされていたものを「ミチヤナギ属(Polygonum)」や「イヌタデ属(Persicaria)」など、幾つかに分ける見解があるようです。当サイトでは、山と渓谷社/増補改訂新版の『野に咲く花』『山に咲く花』を参考にしました。

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