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イヌタデ(犬蓼)
タデ科/タデ属
学名  Polygonum longisetum 
撮影/August,17,2006

◎タデ科、一年草。

◎別名/「アカマンマ」。

◎分布/日本全土。

◎高さ/20〜50cm。

◎花期/6月〜10月。

◎生育地/道端、畑、荒地など。

・葉に辛味があり、タデ酢をつくるために用いるものを『ヤナギタデ(別名マタデ)』と言い、それに対し役に立たない意味からこの名がある。

・茎はふつう赤みを帯び、下部は地をはい、上部は直立する。

・葉は互生し、長さ3〜8cm、幅1〜2.5cmの広披針形。

・花序は長さ1〜5cmの穂状で、紅色の小さな花を多数つける。花被は長さ1.5〜2mmで5裂する。

・托葉鞘は長さ7〜8mmの筒形で、縁にはほぼ同長の毛がある。
・痩果は3稜形で光沢があり、花被に包まれる。
山野草(離弁花類)/写真検索はこちら

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ナデシコ目 Caryophyllades

◎タデ科 Polygonaceae

◎イヌタデ属 Persicaria

APG分類体系V/写真検索
撮影/July,12,2021
「茎・葉」
「托葉鞘」
撮影/November,06,2022
「果実(痩果)」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 同じ仲間のタデ属は「ミズヒキ」「イシミカワ」「ミゾソバ」「タニソバ」「ママコノシリヌグイ」「アキノウナギツカミ」「ヤノネグサ」「オオイヌタデ」「ハナタデ」「サクラタデ」「シロバナサクラタデ」「イタドリ」「ミチヤナギ」など。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
学名「Polygonum longisetum」 → 「Persicaria longiseta」。

APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

これまで「タデ属(Polygonum)」とされていたものを「ミチヤナギ属(Polygonum)」や「イヌタデ属(Persicaria)」など、幾つかに分ける見解があるようです。当サイトでは、山と渓谷社/増補改訂新版の『野に咲く花』『山に咲く花』を参考にしました。

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