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オオイヌタデ(大犬蓼)
タデ科/タデ属
学名  Polygonum lapathifolium 
撮影/August,31,2006

◎タデ科、一年草。

◎分布/日本全土。

◎高さ/80〜200cm。

◎花期/6月〜11月。

◎生育地/道端、河原、荒地など。

・「イヌタデ」に似て大きい事からこの名がある。

・茎は良く分枝して直立、赤みを帯び、節が膨らむ。

・葉は互生、長さ15〜20p、幅2〜5pの披針形で先は尖る。

・花序は長さ3〜7pの穂状で、先は垂れ下がる。花被は白〜淡紅色、4〜5裂する。

山野草(離弁花類)/写真検索はこちら

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ナデシコ目 Caryophyllades

◎タデ科 Polygonaceae

◎イヌタデ属 Persicaria

APG分類体系V/写真検索
撮影/July,13,2021
「葉」
「托葉鞘」
撮影/October,14,2023

・托葉鞘は膜質で太い脈があり、ふつう縁に毛は無い。

・果期の花被には先が2分岐した脈が目立つ。
・痩果は直径約2mmの扁平な円形で褐色〜黒褐色。
「花被に包まれた果実」
「痩果」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 同じ仲間のタデ属は「ミズヒキ」「イシミカワ」「ミゾソバ」「タニソバ」「ママコノシリヌグイ」「アキノウナギツカミ」「ヤノネグサ」「イヌタデ」「ハナタデ」「サクラタデ」「シロバナサクラタデ」「イタドリ」「ミチヤナギ」など。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
学名「Polygonum lapathifolium」 → 「Persicaria lapathifolia var. lapathifolia」。
APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

これまで「タデ属(Polygonum)」とされていたものを「ミチヤナギ属(Polygonum)」や「イヌタデ属(Persicaria)」など、幾つかに分ける見解があるようです。当サイトでは、山と渓谷社/増補改訂新版の『野に咲く花』『山に咲く花』を参考にしました。

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