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ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)
ナデシコ科/マンテマ属
学名  Silene armeria
撮影/May,31,2006

◎ナデシコ科、一年草。

◎別名/「ハエトリナデシコ」。

◎分布/ヨーロッパ原産(帰化植物)。

◎高さ/30〜70cm。

◎花期/5月〜6月。

◎生育地/道端や荒地など。

・茎の上部の節の下に粘液を出す部分があり、小さな虫がつくと動けなくなることからこの名がある。

・江戸時代末期に観賞用として渡来したものが野生化した。

・全体に粉白色を帯びる。葉は対生、長さ3〜5cmの卵形〜卵状披針形で、基部は茎を抱く。

・花は直径約1cmで、密に集まってつく。花色は紅色、淡紅色、まれに白色もある。
撮影/May,11,2022

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ナデシコ目 Caryophyllades

◎ナデシコ科 Caryophyllaceae

◎マンテマ属 Silene

APG分類体系V/写真検索
「葉」
「粘液を出す部分」
・果実は刮ハ。長さ6〜7mmの長楕円形。萼に包まれ、熟すと先が6裂して種子を出す。
・種子は長さ0.6〜0.8mm、厚さ0.3〜0.4mmの半円柱形。
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撮影/May,20,2023
「果実」 撮影/June,07,2023
「裂開した果実」
「果実の中」
「種子」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 同じ仲間「マンテマ」「シロバナマンテマ」など、観賞用に導入され帰化したものが多くある。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

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