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トチバニンジン(栃葉人参)
ウコギ科/トチバニンジン属
学名  Panax japonicus
撮影/June,23,2014

◎ウコギ科、多年草。

◎別名/「チクセツニンジン」。

◎分布/北海道、本州、四国、九州。

◎高さ/50〜80cm。

◎花期/6月〜8月。

◎生育地/山地の林内。

・「オタネニンジン(御種人参)」と同じ仲間。和名は葉が「トチノキ」の葉に似ていることからで、別名「チクセツニンジン」は、根茎が竹の節に似ていることから。
・茎は直立し、頂に長い柄のある葉を3〜5個輪生する。葉は5小葉からなる掌状複葉、小葉は卵形〜披針形で縁に鋸歯がある。

・中心から花茎を立て、球状の散形花序をつける。花は淡黄緑色で5弁ある。

・果実は直径6〜7mmの卵球形で赤く熟す。
・薬用。
山野草(離弁花類)/写真検索はこちら
ロゼット(根生葉)・若葉/写真検索はこちら。
撮影/May,16,2014

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperm
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots
◎キク類 Asterids
◎キキョウ類 Campanulids
 (真正キク類U Euasterids U)

◎セリ目 Apiales 

◎ウコギ科 Araliaceae

◎トチバニンジン属 Panax 

APG分類体系V/写真検索
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 山野草や薬用植物の図鑑では何度も見てましたが、実物は初めてでした。花が咲いても目立たないので見過ごしてしまうかもしれません。

「オタネニンジン(御種人参)=panax ginseng」とは、朝鮮半島や中国東北部などに自生し、薬用植物で知られる「チョウセンニンジン(朝鮮人参)」とか「コウライニンジン(高麗人参)」と呼ばれるものの事。本種はそれと同じトチバニンジン属(panax)で古くから薬用として利用されている。

APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

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