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タツナミソウ(立浪草)
シソ科/タツナミソウ属
学名  Scutellaria indica
撮影/April,27,2023

◎シソ科、多年草。

◎分布/本州、四国、九州。

◎高さ/20〜40cm。

◎花期/4月〜6月。

◎生育地/丘陵の林縁や草地など。

・名は、花が片側を向いて咲く様子を、泡立って寄せて来る波に見立てたもの。

・茎は赤みを帯び、白色の粗い開出毛が多い。

・葉は対生。長さ、幅ともに1〜2.5pの広卵形で縁には鈍い鋸歯がある。

・茎先に花穂を出し、一方向に偏って花をつける。花の色は青紫色または淡紅紫色、まれに白色もある。

・花冠は長さ約2cmの唇形で、筒部が長く、基部で急に曲って直立する。

・上唇は兜状、下唇は3裂し内側に紫色の斑点がある。
山野草/写真検索はこちら
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撮影/May,22,2023

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperm
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots
◎キク類 Asterids
◎シソ類 Lamiids
 (真正キク類T Euasterids T)

◎シソ目 Lamiales 

◎シソ科 Lamiaceae

◎タツナミソウ属 Scutellaria 

APG分類体系V/写真検索
・萼は花後大きくなり、果実を包んで閉じ、熟すと上唇が散って果実を落とす。

・果実は分果で萼の中に4個ある。

・分果は長さ1〜1.5mmの卵形で、突起が密生する。

「萼の中の果実」
「果実(分果)」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

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