自然観察雑記帳> > 植物 > 樹木 >ユズリハ

自然観察雑記帳/サイト内検索
ユズリハ(譲葉)
ユズリハ科/ユズリハ属
学名 Daphniphyllum macropodum
「雌株」 撮影/April,26,2013

◎被子植物/双子葉 離弁花。

◎分布/本州(福島県以西)、四国、九州、沖縄。

◎樹形/常緑高木。

◎樹高/〜10m。

◎花期/5〜6月。雌雄異株。

◎生育地/常緑広葉樹林内など。
・若葉が伸びると、古い葉がそれを譲るように落ちることから「譲葉」と名付けられた。

・葉は互生。長さ8〜20cm、幅3〜7cmの長楕円形〜倒披針形で、縁は全縁。

・前年枝の葉腋から長さ10cmほどの総状花序を出す。

「雌花」

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots

◎ユキノシタ目 Saxifragales

◎ユズリハ科 Daphniphyllaceae

◎ユズリハ属 Daphniphyllum

APG分類体系V/写真検索
「雄株」 撮影/April,08,2021
「雄花」
「若い果実」 撮影/October,11,2022
・雄花は花弁も萼片もなく、雄しべが6〜12個ある。
・雌花の萼片は小さいかまたはない。子房は長さ1〜2mmの狭卵形。柱頭は褐紫色で、2〜4個が外側に反り返る。
「果実」 撮影/November,16,2023
樹木/写真検索
離弁花類(1) (2)
合弁花類・単子葉類・裸子植物

・果実は核果。長さ8〜9mmの卵状楕円形で、11〜12月に藍黒色に熟し、表面は粉をふく。

・核は長さ8〜9mmの楕円形。

「果実(核果)」
「核」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ ユズリハ科はユズリハ属の1属からなり、日本には本種の他に、北海道や本州中部以北に分布する「エゾユズリハ(var. humile)」と、東北地方南部から四国、九州、沖縄に分布する「ヒメユズリハ(D. teijsmannii)」とがある。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

樹木/科名別索引  五十音順索引

観察帳へ   写真帳へ

 
 
 
戻る  表紙へ