自然観察雑記帳> > 植物 > 山野草 >ショウジョウバカマ

自然観察雑記帳/サイト内検索
ショウジョウバカマ(猩々袴)
ユリ科/ショウジョウバカマ属 
学名  Heloniopsis orientalis 
撮影/March,17,2003

◎ユリ科 常緑多年草。

◎分布/北海道、本州、四国、九州。

◎高さ/10〜30cm。

◎花期/3月〜5月。

◎生育地/山地の谷沿いなどの湿った所。

・花を中国の伝説上の動物「猩々」の赤い顔に、根生葉を「袴」にたとえ、この名があると言われている。

・根生葉はロゼット状につき、長さ5〜20cmの倒披針形で表面はやや光沢がある。

「根生葉」 撮影/March,19,2014

・根生葉の中心から花茎を出し、先端に数個の花を横向きにつける。

・花被片は長さ1〜1.5cmで淡紅色〜濃紅色。
山野草/写真検索はこちら
ロゼット(根生葉)・若葉/写真検索はこちら。
撮影/March,19,2014
撮影/April,19,2014
「果実」 撮影/May,12,2014

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎単子葉類 Monocots

◎ユリ目 Liliales

◎シュロソウ科 Melanthiaceae

◎ショウジョウバカマ属 helonias

APG分類体系V/写真検索
「果実/種子」 撮影/May,11,2023

・果実は刮ハ。刮ハは3つに深くくびれ、成熟するとそれぞれが2裂し、多数の種子を出す。

・種子は線形で、両側に白い糸状の付属体がつく。

「果実(刮ハ)/種子」
「種子」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 同じ仲間に、花が白い「シロバナショウジョウバカマ(var. flavida)」、九州の山地に生える「ツクシショウジョウバカマ(var.breviscapa)」がある。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
APG分類体系Vでは、「ショウジョウバカマ属」は、「ユリ科」から「シュロソウ科」に変更されました。
学名「Heloniopsis orientalis」 → 「Helonias orientalis」。

APG分類体系V/目・科名一覧はこちら。

科名別索引  五十音順索引  写真・春

--関連ページ--

ツクバネソウ

シライトソウ

シュロソウ

バイケイソウ

シロバナエンレイソウ
観察帳へ  写真帳へ
 
 
 
戻る  表紙へ