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ウメ/梅
バラ科、サクラ属の落葉広葉高木
学名  Prunus mume
「道知辺」 撮影/March,03,2003

◎別名/ムメ、ハルツゲグサ(春告草)、ニオイグサ(匂草)

◎花期/1月下旬〜3月。

◎適地/東北以南の日当たりの良い場所。

・剪定の良し悪しが花つきに大きく影響する。夏から秋、花芽が形成される大事な時期に、枝を間引いたり、強く刈り込むのは絶対に避ける。

・1〜2月まで待って剪定すれば、花芽が確認できるので失敗が少ない。

・園芸上では野梅性、紅梅性、豊後性、杏性の4系統に分かれ、それぞれに多くの園芸品種がある。

「思いのまま」 撮影/March,08,2003
 
・短い枝ほど花芽を付けやすいので、短枝が出やすいような剪定を心がける。すーっと伸びた枝の基部にある2〜3芽を残し、切り詰めると良い。

【鉢植え】

剪定/花が終わったら、直ぐに枝の基部にある2〜3芽を残し、深く刈り込む。剪定の繰り返しによって樹形づくりを行っていく樹種で、成長期の伸びすぎた徒長枝の先端部を葉芽のすぐ上で切り詰める。
植え替え/植え替えは、根張りを良くするためには欠かせない作業で、2年に1回を目安に根を傷めないように注意しながら古土を落とし、伸びすぎた根や不要な根を整理する。 垂直に伸びる根は切り詰め、横に伸びる根は生かすのがポイント。赤玉土8、富士砂2の混合土で植え替える。
水やり/夏も日当たり、通風の良い場所で管理した方が翌春の花付きが良くなるため、水ぎれをおこさないように十分与える。
肥料/真夏7〜8月を避けて、3月〜10月まで月1回、固形肥料を施す。
病害虫/春期のアブラムシには、マラソン、梅雨期のカイガラムシやハダニには、スミチオンで駆除する。
ふやし方/接ぎ木(適期1〜2月)。挿し木(3〜4月上旬)は発根しにくい。

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