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シンビジウム
ラン科
学名  Cymbidium
撮影/March,17,2003

◎花期/3月〜4月。(一部に夏に咲くものもある。)

・比較的寒さに強く、他の洋ランと違い育て方も簡単。

・寒冷地では、冬に保温が必要だが、暖地では無加温で栽培できる。
・暖かくなったら日当たりの良い場所に置き、水と肥料をたっぷり与え、立派なバルブを作るようにする。

撮影/June,10,2003
 

【鉢植え】

植え替え/3月〜4月。根が鉢いっぱいになった株は、根鉢をくずさず一回り大きな鉢に植え替える。生育不良の株は、傷んだ根を切り取り、同じ大きさの鉢に植え替える。 使っていた用土と同じ用土を使ったほうが良い。
管理/4月下旬頃から戸外の通風、日当たりの良い場所に出すが、遅霜に注意。7月、8月は、50%程度の遮光ネットをする。9月下旬頃からは、遮光ネットをはずし良く日に当てバルブを充実させる。花芽を発達させるためには、ある程度の低温期間を経験させた方が良く、霜の降りない場所に置き、12月上旬頃室内に取りこむ。
水やり/5月からは、たっぷりと与える。真夏の日中の水やりは、禁物で午前中の早い時間か、夕方日が落ちてから。 冬は植え込み材料が乾いて、さらに4〜5日してから与える。受け皿に溜まった水は、必ず捨てる。
肥料/4月〜10月。油粕の置き肥を月1回施す。
病害虫/6月頃〜9月頃まで気温が高く、乾燥する時期にハダニが発生する。発生したらケルセン乳剤を散布する。冬はカイガラムシが発生しやすい。発生したら綿棒などでこすり落とし、スプラサイド乳剤を十日おきに2、3回散布する。
ふやし方/株分け 3月下旬〜4月。鉢が大きくなりすぎた時に行う。根鉢はくずさず、下部4分の1程切り取り、半分に切り分ける。新芽が伸びる方向をあけ、植え付ける。大きすぎる鉢は使わない。植え替え、株分け後は、室内のレースのカーテン越しの日光に当て、なるべく暖かく保つ。

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