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ウツボグサ(靫草)
シソ科/ウツボグサ属
学名  Prunella vulgaris var. lilacina 
撮影/June,30,2003

◎シソ科、多年草。

◎別名/「カコソウ」。

◎分布/北海道、本州、四国、九州。

◎高さ/20〜30cm。

◎花期/6月〜8月。

◎生育地/山野の草地、道端など。

・花穂の形を矢を入れる道具の靫に見立てこの名がある。
・別名「カコソウ(夏枯草)」は、夏に花が枯れても、そのまま立っていることから。

・葉は対生し、長さ2〜8cm、幅1.5〜3cmの長楕円状披針形。

・茎先に長さ3〜8cmの花穂つくり、紫色の唇形花を密につける。

撮影/July,17,2013

食用薬用植物

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撮影/June,24,2015

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperm
◎真正双子葉類 Eudicots
◎コア真正双子葉類 Core Eudicots
◎キク類 Asterids
◎シソ類 Lamiids
 (真正キク類T Euasterids T)

◎シソ目 Lamiales 

◎シソ科 Lamiaceae

◎ウツボグサ属 Prunella 

APG分類体系V/写真検索
撮影/November,01,2023
・花冠は、上唇が平らなかぶと状、下唇は3裂し中央裂片のふちが細かく裂ける。
・萼は上下2唇に分かれ、花のあと口を閉じ、その中で果実が成熟する。
・果実は4分果。分果は長さ1.5〜2mmの倒卵形で、光沢のある褐色。
「苞と萼」
「分果」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ シソ科の花は解りにくいものが多いですが本種はすぐに解ります。他に高山に生える「ミヤマウツボグサ」や「タテヤマウツボグサ」があるそうです。

2013年12月---APG分類体系Vを追加表記しました。
学名「Prunella vulgaris var. lilacina」 → 「Prunella vulgaris ssp. asiatica」

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