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コウボウムギ(弘法麦)
カヤツリグサ科/スゲ属
学名  Carex kobomugi
撮影/May,22,2006

◎カヤツリグサ科、多年草。

◎別名/「フデクサ」。

◎分布/北海道(南西部)、本州、四国、九州。

◎高さ/10〜20cm。

◎花期/4月〜7月。

◎生育地/海岸の砂地。

・地中の黒褐色の古い葉鞘の繊維を筆に用いたとされ、書道の達人弘法大師にたとえ、穂を麦に見立てこの名がある。

・茎は鈍い3稜形でかたくて太い。

・葉は幅4〜6mmの線形で厚くてつやがある。

・茎の先に長さ4〜6cmの卵形〜長楕円形の穂状の花序をだし、淡黄緑色の小穂を多数つける。
・果胞は長さ約1cmで鱗片とほぼ同じ。
・痩果は小さく、長い柱基が残る。長さは柱基を含め約1cm。
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撮影/October,24,2023

---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎単子葉類 Monocots
◎ツユクサ類 Commelinids

◎イネ目 Poales

◎カヤツリグサ科 Cyperaceae

◎スゲ属 Carex

APG分類体系V/写真検索
「果胞」
「果実(痩果)」
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 砂浜に行くといたるところに生えている。北海道の南西部を除く沿岸には「エゾノコウボウムギ」がみられます。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
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