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コバンソウ(小判草)
イネ科/コバンソウ属
学名  Briza maxima
撮影/May,14,2006

◎イネ科、一年草。 

◎別名/「タワラムギ」。

◎分布/ヨーロッパ原産(帰化植物)。

◎高さ/30〜70cm。

◎花期/5月〜7月。

◎生育地/空き地、路傍の砂地など。

・褐色に熟した小穂の形を小判や米俵に見立ててこの名がある。

・ヨーロッパ原産、明治時代に観賞用として導入したものが野生化した。

・全体に無毛。茎は、基部がやや匍匐して直立する。

・葉は長さ5〜12cm、幅3〜8mmの線状披針形。薄くて柔らかい。

撮影/May,28,2014

・茎の先に円錐花序をつけ、数個〜20個の小穂が垂れ下がる。

・小穂は、はじめ緑色をして、熟すと褐色になる。ドライフラワーの花材として利用される。

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---APG分類体系V(2009年)---

◎被子植物 Angiosperms
◎単子葉類 Monocots
◎ツユクサ類 Commelinids

◎イネ目 Poales

◎イネ科 Poaceae

◎コバンソウ属 Briza

APG分類体系V/写真検索
撮影/April,28,2023
「小穂」
「葉舌/薄い膜質」
「小花/雄しべと柱頭」
「熟した小穂」 撮影/May,20,2023

・小穂は長さ1〜2cm、幅0.8〜1.3cmの卵状楕円形で、7〜18個の小花からなる。

・苞穎は長さ4〜7mm。護穎は長さ6〜8mm、苞穎とほぼ同じ形で左右に重なってつく。

・果実は直径2.2〜2.5mmの倒卵状円形。褐色で光沢はない。

「果実」
/舟形をしたものは護穎
「果実」
/薄い膜質のものは内穎
※判断自信度 ★★★★★
※メモ 独特な小穂をしているので、熟する前でも良く目につく。熟すとさらに良く目立つ。同じ仲間に小穂が小さくて可愛い「ヒメコバンソウ」がある。

2014年1月---APG分類体系Vを追加表記しました。
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