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ナガサキアゲハ(長崎揚羽)
鱗翅目(チョウ目)/アゲハチョウ科/アゲハチョウ亜科
学名 Paplio memnon
「雌」 撮影/May,18,2011
「成虫」

◎分布/本州(東北以南)、四国、九州、南西諸島。

◎時期/4〜10月。

◎大きさ/前翅長60〜70mm。

◎越冬状態/「蛹」。

・日本産の蝶では最大級のアゲハチョウの仲間。通常、後翅に尾状突起は無い。

・九州や四国南部までの分布だったものが、食草栽培の普及や温暖化に伴って北上させている。
・平地〜丘陵地のミカン類の植栽、栽培地に多く見られ、「クサギ」などの花蜜を吸う。
「雄」 撮影/August,30,2011
「雄」 撮影/August,30,2011
・雄の翅は全体に黒色、翅裏の基部に赤色斑がある。
・雌の翅は前翅の基部に赤色斑、後翅中央に白色斑が並ぶ。雌の白化は変異が大きく、一般に南方ほど白斑が大きく、前翅も白化する。

・年3〜4回、4〜10月に発生する。

「4齢幼虫」 撮影/October,05,2010
「幼虫」

◎大きさ 体長 約70mm。

◎食草 ミカン科の「ミカン」「カラタチ」「ユズ」など。

・「4齢幼虫」 頭部は淡緑色、後胸部と腹部中央のにある斜状斑は白色部が多い。
・臭角は橙色。良く似た「モンキアゲハ」の幼虫の臭角は紅色。
「終齢幼虫・臭角」 撮影/October,08,2010
【分類】
◎動物界     [Animalia]
◎節足動物門  [Arthropoda]

◎昆虫綱     [Insecta]

◎鱗翅目      [Lepidoptera]

◎アゲハチョウ上科
 [Papilionoidea]
◎アゲハチョウ科
 [Papilionidae]
◎アゲハチョウ亜科
 [Papilioninae]
◎アゲハチョウ属  [Papilio]
「交尾」 撮影/August,23,2015
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※判断自信度 ★★★★★
※メモ 他の黒いアゲハ「カラスアゲハ」「クロアゲハ」「モンキアゲハ」など。和名「ナガサキアゲハ」は、シーベルトが長崎で最初に採集したことからと言う。

2011年8月---雄の写真とスライドショーを追加しました。
2015年8月---「交尾」の写真を追加しました。

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