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クンシラン/君子蘭
ヒガンバナ科の宿根常緑多年草
学名 Clivia miniata
撮影/April,01,2004

別名/クリビア。

◎原産/南アフリカ。

◎花期/3月〜4月。

◎適地/全国。

・水はけの良い用土に植え、夏期は風通しの良い、半日陰で管理し、葉焼けに注意する。
・4月下旬〜11月は戸外に出し、40%〜60%の遮光で管理する。

・10月〜11月の花芽分化時期に、充分に低温に当てることが必要。

・12月からは室内に取り込み、40%〜25%の遮光出来る場所で管理する。

・草姿を保つために、1週間に一回鉢の向きを180度回転させると良い。

【鉢植え】

整枝、剪定/極端に葉が伸びて、草姿が乱れた株は、新葉が展開し始める春先に、株の基部から葉を全部切り落とし、針金を立て草姿が乱れないように、2〜3年かけてじっくり栽培する。
植え替え・株分け/植え替えは4月〜6月下旬と10月下旬。株分けは10月下旬が最適期。植え替え作業は、最低2〜3年に一回は行う(根が鉢から出て来たら植え替える)。植え替え後二週間は、明るい日陰で管理し、鉢土の表面が乾いたら充分に水やりし、3週間が過ぎたら肥料を施す。
水やり/3月〜10月下旬ごろまでは、2〜3日に一回、夕方に与える。11月〜2月まで、4〜5日に一回午前中に与える。
肥料/固形肥料を生育期の3月〜6月と、花芽分化期の10月〜11月には、月に一回。その他の月は、2ヶ月に一回置き肥する。
病害虫/予防には、5月〜9月は月2回、10月〜4月は月1回の薬剤散布が効果的。(アセフェート剤やMEP剤の1000倍液)。病気には、ジネブ剤などの1000倍液を月一回散布する。
ふやし方/実生(4月下旬〜5月上旬 種まき最適期)。株分け。受粉は3裂した柱頭を持つ雌しべと、6個の雄しべがあり、開花二日め頃に柱頭に蜂蜜のような蜜が出て来るので、この時に雄しべの花粉を付着させる。

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